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川田喜久治『遠い場所の記憶:1951 – 1966』

川田喜久治『遠い場所の記憶:1951 – 1966』

作品名遠い場所の記憶:1951 – 1966
制作FAPA(日本芸術写真協会)
出版社Case Publishing
出版年2016年

作品について

弊社が製本を担当しました、川田喜久治さんのこちらの作品。彼の写真家としての初期の作品がまとめられた写真集です。

フォトフェアにてメインビジュアルとして使用された写真から未発表の作品まで、300ページを超える大作です。

                                                        川田喜久治『遠い場所の記憶:1951 – 1966』

                                                        川田喜久治『遠い場所の記憶:1951 – 1966』

本の断面まで印刷された写真

この写真集の特徴は、表紙の写真が小口まで繋がっているように印刷されているところです。表紙に印刷されている写真が天・地・小口まで伸びています。

通常、本の小口側には印刷できませんが、いろいろと試行錯誤を繰り返し、何とか形にすることができました。

                                                        三方まで写真が繋がるように印刷した本の断面

                                                        三方まで写真が繋がるように印刷した本の断面

開きのよいホロ―バック(広開本)

背中と表紙を接着させずに、背の部分を空洞にするホロ―バック表紙を採用しています。180度開くため、このように見開きで綺麗に見せたい写真集にはぴったりの製本形式です。

本文は304ページと多いこともあり、モノクロの色味と相まってとても重厚で存在感のある本に仕上がっています。

                                                        180度ノド元まで綺麗に開いている様子

見開きの写真

                                                        180度ノド元まで綺麗に開いている様子

ノド元までしっかり見えます

                                                        ホローバックで製本された本

ホロ―バック表紙

                                                        ホローバックで製本された本

180度開くことができます

                                                      川田喜久治『遠い場所の記憶:1951 – 1966』

今回のような写真集では、やはり本の開きの良し悪しがかなりポイントになってきます。

特にこういったケースでは、弊社の独自技術である「アズマ綴じ」×「ホロ―バック」を採用していただくことが多いです。

見開きでページを跨ぐような大きな写真を集めたアルバムやイラスト集、開いて置けると便利なレシピ本などの製本に、ぜひご検討ください。

遠い場所の記憶:1951 – 1966

FAPA(日本芸術写真協会)ウェブサイト
遠い場所の記憶:1951 – 1966 / Remote Past a Memoir: 1951-1966

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