作品について
今回は、栄久堂のオンラインショップで販売中の本『南三陸町からの手紙』シリーズのご紹介です。
こちらは、弊社が東日本大震災の復興支援事業として、2012年から携わらせていただいている書籍です。
打合せのおはなし
2016年2月——震災から5年後——本シリーズ作品の打ち合わせで宮城県南三陸町を訪れました。
もう9年前になりますが、当時のおはなしを少し。
南三陸町 打合せメモ
14時からの打合せでしたが、朝8時過ぎに家を出て東北新幹線のくりこま高原駅下車、そこからレンタカーを借りて1時間半で歌津泊浜まで行って来ました。
南三陸町では防災庁舎付近を始め、いたるところで嵩上げ工事が行われており、すれ違う車のほとんどがダンプカーというありさまでした。話によると1週間おきに景色が変わるくらいに急ピッチに嵩上げ工事が行われているようです。
前回行った際には、防災庁舎の周りには何も無く、荒廃した建物がひと際目立っていましたが、今回は嵩上げした土地の溝に防災庁舎が埋もれているような感じで、全体像が見えないくらいでした。
帰り際に見た海は穏やかで、いつもと変わらずとても綺麗な海でした。
南三陸町からの手紙
現地での打ち合わせを経て、皆さまに読んでもらえる書籍へと形にした『南三陸町からの手紙』シリーズ、4作品をご紹介します。
南三陸町からの手紙
3.11を体験した被災者22人が自ら綴った言葉を収録。写真家・野寺治孝氏による、被災地(南三陸町、志津川、歌津、泊、気仙沼)を撮影した写真を掲載しています。
3.11後の復興を考えるうえで欠かせない、被災した人々の「生の声」「ほんとうの気持ち」が込められた一冊です。
『南三陸町からの手紙』収録
2年目の3.11 南三陸町からの手紙
3.11を通して被災地に生きる22人が自ら綴った言葉、『南三陸町からの手紙』シリーズの第2弾。
瓦礫と更地の廃墟になったふるさとの真の復興に向けて、それぞれが思い描く未来を語っています。
3年目の3.11 南三陸町からの手紙
震災から3年、ようやく復興の兆しが見えてきた被災地。南三陸町に暮らす人たちは何を想い、何を感じているのでしょうか。
復興の現状と真の復興、支援を通しての出来た絆、それぞれが思い描く未来など、「南三陸町」内部から発信された実情を収録しています。
『3年目の3.11 南三陸町からの手紙』収録
4年目の3.11 南三陸町からの手紙
震災4年目にして、そして復興へと向かう中で、南三陸町に関わる人々はどのような想いを抱えているのでしょうか。
4年目の被災地の人々の実情を収録しています。
『4年目の3.11 南三陸町からの手紙』収録
2024年の今年、震災から13年という時が経ちました。
この本が、皆さまが少しでも過去を振り返ったり今を考えたりするきっかけになればよいと思っています。
こちらの本は、栄久堂のオンラインショップで販売中ですので、ご興味のある方はぜひ覗いてみてください。