中綴じとは?
よくパンフレットなどで使われている、「中綴じ」と呼ばれる製本方法をご存知でしょうか?
雑誌などの製本方法としてもよく利用されていますが、接着剤を使わずに本の中心を針金(ホチキス)や糸だけで綴じる製本方法です。本のノド(根元)まで開けるため見やすく、ページ数の少ないパンフレットなどに適しています。
中綴じは簡易製本の一種で前準備に費やす時間も少なく、作業開始時間が短縮される経済的な製本方法とも言えます。ですから大量ロットや短納期、またコストを抑えたい案件に向いています。
中綴じに使う針金のヒミツ
今回はその中綴じ製本で使用する、針金について少しご紹介します。
一般的な針金は銀色で、ごく普通のパンフレットなどでよく見られる、皆さんもよく使用するホチキスの芯に似たものです。実はこの針金、様々な色があり、本の色やデザインに合わせて選ぶことができます。
例えばこちらのパンフレット、白色の針金を使用しています。白色の紙と同化するため、針金を目立たせたくない場合には良いですね。
白色の紙×白色の針金
普通の針金よりも白みがかっています。
銀の針金よりも紙に馴染みます。
色付きの針金でこだわりをプラス
こちらの色付きの針金ですが、構造としては、色のついたビニールで通常の針金を覆う形になっています。
今回は白色でしたが、他にも青色や赤色の針金もご用意しています。
今回のように紙と同化させて目立たないようにする、もしくは敢えてカラフルな針金を使用して個性的なデザインに仕上げることもできますね。
今回は中綴じに使う針金のおはなしでした。
比較的低コストに抑えられる中綴じですが、針金の色を工夫することで、ちょっとした個性をプラスすることができます。
低コスト・短納期・大量ロットでの製本をご希望の方に、ぜひご検討いただきたいポイントです。
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