3色使いの本(アズマ綴じ三方塗装)
仕上がりサイズ | B6変形(縦188㎜×左右130㎜×厚さ5.5㎜) |
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綴じ方 | アズマ綴じ(背中に特殊な加工を施し、開きをよくしたもの) |
本文 | 40p(アヴィオンホワイト180k) |
表紙 | クロス(シルキーNo.242-BK) |
年始に「1か月に5冊本を読む」という目標を立てたわたしですが、漫画ばかり読んでいる今日この頃です…!
推理小説が好きなのですが、最近小説を読んでいないので何か読もうかなあ~と思っています。
(文章の選り好みが激しく、何故か女性作家さんの推理小説が読み進められないのが残念なわたしです…。たまに共感してくださる方がいらっしゃいます…。)
漫画は電子書籍で読みますが、小説は絶対紙の書籍で読みます。
まあまあ、そんなわたしの話は置いておいて、本題にまいりましょう。
本日のおはなしはこちらです。
小口(赤)×地(青)
第13回製本実験
今回、普通の本となんら変わりがない……と思いきや…
なんと、断面がカラフル!
どんな本?
今回は天・地・小口それぞれに違う色を付けてみました。
本来であれば本文用紙の色そのままである事が多いこの場所ですが、たまーに見かける本文とは違う色。
緑・青・赤の3色を使っています。
……三方全部違う色にしてみたらどんな印象になるんだろうなぁ。そんな好奇心から作られたのがこの本ですが、さすがに3色は欲張りすぎちゃいましたね。表紙の黒色とはよくマッチしていると思うのですが…。
綴じ方には自社独自の製本技術、「アズマ綴じ」を採用しています。無線綴じですが、とても開きが良くノド元のギザギザが全く出ません。こだわりの一冊をつくる時、ぜひ使ってみてほしい製本方法です。
地(青)
小口(赤)×天(緑)
開いてみると?
本文(白)×小口(赤)×天(緑)×地(青)の組み合わせです。本文用紙は白色ですが、開いた状態でも側面の色の主張が激しいですね。
本文が白いままなら小口(赤色の部分)の色も考えないといけないですね。一番目に入る部分ですので、白と強い色だと目がチカチカしてしまいます。本文に文字が入っていたらそこまで気にならないでしょうか…。
デザイン性も大事ですが、「読み物」である以上、読み手にストレスを与えない、読み手フレンドリーな本であることも大切ですね。
本日のおはなし、いかがでしたか?
しかしやはりと言いますか、三方に色が付くだけでこうも印象が違う事を考えるとここも自由にデザインできる場所なんだなぁと再認識です。
例えば今回のように表紙はシンプルにして、断面を好きなカラーやデザインにしておしゃれにするのは良さそうです。本文との相性もあるので、色のチョイスだけ慎重に…。
使い方次第で目を引く、素晴らしい本になるとお思いますがこの辺は…………
デザイナーさんのセンスにお任せしましょう(笑)!
それでは本日はここまで。
また次回のおはなしにてお会いしましょう。