無限の組み合わせ!好きなクロス×用紙でオリジナルノート
仕上がりサイズ | B5正寸(縦257㎜×左右182㎜×厚さ10㎜) |
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綴じ方 | アズマ綴じ |
本文 | サテン金藤 四六110㎏ |
見返し | 不明 |
表紙 | 不明 |
皆さんこんにちは。
本をつくると決めて、いざデザインしていこうと思った時、どこから始めますか?
表紙は何色にするか、本文にはどんな紙を使うか、形や寸法はどうするか、書体はどんなものにするかなどなど…
考えることはたくさんありそうですが、「本の背のクロス」、気にされたことはありますか?
普段本を読んだりノートを使ったりしていても、意外と本の背の部分まで気にしたことがあるという方は少ないのではないでしょうか?
意外と簡単にオリジナリティを出せるかもしれません。今回は背のクロスで少し遊んでみました。
さて、本日のおはなしはこちらです。
第37回製本実験
今回は何の変哲もないB5サイズの本です。本というよりもノートですね。
ただ、背中の部分にちょっと見慣れないクロスが貼ってあります。ラメでも入ってるのでしょうか。ちょっと光っています。
どんな本?
外観はいわゆるキャンパスノートのようなスタイルですが、背中にちょっと変わったクロスが貼ってあるだけで、雰囲気は随分と変わります。
一般的なノートの背のクロスと言えば、赤、青、黄、茶などなど…(キャンパスノートを思い浮かべています)表紙と似た色のクロスを使っていることが多い気がします。
あまりない色を組み合わせるだけで普通から少し垢抜けたデザインになりそうです。
今回は光沢のあるゴールドをチョイスしました。用紙は至って普通のものですが、いいアクセントになっています。
開いてみると?
開くとこのような感じです。
皆さんお馴染み(?)の、アズマ綴じを採用しました。180°フルフラットに開き、ノド元までしっかり見えます。
まあ…やはり本というよりノートの佇まいですね。
何ができる?
例えばシリーズものの本だったら一冊ずつクロスの色を変えてみたりするのも面白いですし、一冊だけオリジナルのノートやアルバムをつくりたいなら自分のお気に入りの色を選んだりするのもいいですね。
このクロスと用紙の組み合わせだけで、何万通りもの種類ができますね。世の中にある様々な布(クロス)と用紙との組み合わせ、その組み合わせの数に挑戦するのも面白そうです。
また、色だけじゃなく、クロスには柄や手触りもいろんなものがあるので、ぜひ、製本の際には細部までこだわってみてください。
今回のおはなしはいかがでしたか?
デジタルの時代といえど、未だにたくさんの種類のノートや手帳、日記帳などありますよね。
自分の好きなサイズで、好きなクロスと用紙を合わせたオリジナルの一冊をつくるのも素敵です。
今回も最後までお読みいただきありがとうございました。
それでは次回のおはなしでお会いしましょう!